2014年10月20日月曜日

飢餓と肥満の現状

世界食料デーキャンペーンということで、ちょっと真面目なお話を・・・。

TFTは創立後7年経っていますが、その間、世界の飢餓と肥満の状況はどのように推移してきたのか、ご紹介したいと思います。

************
<飢餓について>
今、世界の飢餓人口は少しずつ減ってきています。
国連が16日に発表した「世界の食料不安と現状2014年報告(SOFI2014)」によると、
世界の飢餓人口は過去10年間で1億人以上、1990〜92年以降では2億人以上減っているという傾向が確認されています。

とは言え、今も8億500万人、つまり世界人口の9人に1人が栄養不足の状況です。
特に、TFTが支援をしているサハラ以南のアフリカでは、4人に1人以上が慢性的な飢餓に陥っています。

報告書の詳しい内容は、国連WFPのHPでご覧いただけます。
http://ja.wfp.org/news-release/140919

<肥満について>
一方、肥満人口は残念なことに増え続けています。
ワシントン大学の付属研究所によると、過体重と肥満の人の数は、1980年に8億8,500万人だったのが、2013年には2.5倍の21億人にまで増加しており、
過去30年間に、肥満人口を減らすのに成功した国はひとつもないと報告されています。

つまり、世界中で約3人に1人は過体重・肥満、ということです。
日本も他人事ではなく、特に40歳以上で、この20年間で肥満が増え続けており、20〜60歳代の男性の31.2%、女性の22.2%が肥満と言われています。

詳しくは、糖尿病ネットワークのHPでご覧いただけます。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/021932.php
************

このような現状を打破すべく、「100万人のいただきます!」キャンペーンでは、
世界の食の不均衡と、肥満や飢餓の問題について考え、行動するきっかけを創っていけたらと考えております。

今回は真面目な内容の投稿となりましたが、あまり堅苦しく考えすぎず、
美味しいものやご興味のある企画を楽しんでいただきながら、気軽に皆さんにご参加いただければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします!


0 件のコメント:

コメントを投稿