2014年10月24日金曜日

イタリア・トリノでの食の祭典 "Salone del Gusto/Terra Madre" レポート①

世界に誇る食文化を持つ、イタリア。

中でもとりわけ多彩な文化を保持する、
イタリア北部に位置するピエモンテ州トリノにて、
食の見本市「Salone del Gusto」
世界の生産者会議「Terra Madre」が開催されています。

ファースフードに異を唱えるため、各地の伝統的な生産物や技術、
そしてその食文化を尊重することを目指す
スローフード運動が、1986年イタリアで始まりました。

その運動を推進する団体Slow Foodが、
Salone del Gusto, Terra Madreを主催しています。


今回から3回に渡り、Salone del Gusto/Terra Madreの様子を、
皆さまへご紹介いたします。


Salone del Gustoでは、イタリア各地のみならず、
世界から様々な食材の生産者たち集結し、
彼らが守り続けている食文化を紹介しています。

イタリア各地の食文化を紹介するセクションでは、
オリーブオイル、生ハム、サラミ、トマト等、
イタリアを代表する食材が数多く並びます。

そしてやはりイタリア食文化に欠くことのできないチーズも、
数多く集結しています。
多種多様な原材料、手法を用いて製造された
想像を絶する数のチーズたちが集まっています。


(この辺りまで来ると、もうワインを飲みた...いや飲まざるを得ませんよね。)


また、各地から生産者の方々も集まっています。

この笑顔がチャーミングなマンマは、
イタリア特産の蒸留酒、グラッパの生産者さんです。

ピエモンテ州原産のぶどう種を用いて醸造された、
アルコール度数50%超の芳醇なグラッパを紹介しています。


彼らは、イタリア原産の穀物を生産しており、
その穀物を用いて作られたスープを、来場者たちへ振る舞っています。


次回は、Slow Foodが伝統種保存のために行っている
「Ark of Taste(味の箱船)」プロジェクトについてご紹介します!

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