スローフードが実施する「味の箱船」プロジェクトについて、お届けします。
世界各地の伝統的な品種や食品、伝統的な農法・漁法のなかには、
ごく僅かな生産者たちにより使用されているため、
このままでは消滅していってしまうものがあります。
そのような食材を世界共通のガイドラインで選定し、
プロモーション活動などをサポートすることでその生産や消費を守り、
地域における食の多様性を守ろうというものが、「味の箱船」プロジェクトです。
トリノで先日開催された"Salone del Gusto"でも
世界各地の「味の箱船」が紹介されていました。
日本の昆布、鰹節なども、「味の箱船」に登録されています。
大量生産されたより安価な食材が、より多く供給されるようになっています。
古くからその地に根付き、その土地のエコシステムに順応する品種や農法を
守る「味の箱船」プロジェクトのような取り組みは、
このグローバル化された社会で、より持続可能な農業を行っていくために、
必要不可欠なことなのかもしれません。
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